I love LEGO Technic and LEGO System!

2014年5月8日木曜日

阪大レゴ部の巨大レゴロボット「マチカネワニ」の製作に参加しました~製作過程~

今回は私が知っている範囲で、製作過程について紹介します。

構想

下調べ

少人数での試作

部品発注

原寸大図面作成・基本となる構造やデザインを決定・部品が揃う

大人数で集中製作

試行錯誤

仕上げ・微修正

完成!


だいたいこのような流れで製作が進みました。

では順を追って見て行きましょう。



構想

全てはここから始まりました。
構想というよりもはや妄想。


下調べ
マチカネワニの全身骨格が展示してある阪大の博物館に見学に行ったり、ネットで調べたり、レゴクリエイターシリーズにワニがなかったか調べたり(おい)しました。


少人数での試作
まずは少量のパーツを注文し、手など気軽に作れるところを試しに作ってみました。

正直、まだこの段階では「どうなることやら」と思っていましたね。


部品発注
世界中からかき集めました。ここでもいろいろ苦労がありましたが、面白くもない話なので省略。


原寸大図面作成
実際に製作するサイズで図面をおこしました。

といっても、フリーハンドで平面図と部分部分の断面図を描いただけ。
しかし、これがあることで「このサイズのものを作るんだな」という実感が湧きましたし、 分担して作業をする際にも役に立ちました。


基本となる構造やデザインを決定


胴体の各部分やのコア(核)になる部分をどう作るかを決め、見本を作りました。
ビームやリフトアームで縦横に組んで、中にモータとタイヤを仕込んでいます。
どのように頑丈に、軽く(パーツを節約して)、動く大きなワニを作るか?を考えた結果、こうなりました。

凸 凸 凸

さて、ここまでは比較的少人数で進めていましたが、これ以降、多くの人の参加を得て一気に完成まで突き進みます。

凸 凸 凸


大人数で集中製作



大学の一室を借りて阪大レゴ部メンバーが集まり、
メカや造形など、それぞれの得意分野に応じて分担して製作。


試行錯誤
さて、上の写真で結構ワニっぽくなっているので、そのまま完成したと思われるかもしれませんが、その後ほとんどの部分を作りなおしました。

胴体部分は、外見はあまり変わっていませんが、大きなプレートで作りなおして強度を確保し、胴体が動いた時に1つ1つの輪切りが離ればなれにならないよう、連結する仕組みを作りました。
尻尾は、最初1個1個にモータを入れていたのですが、どうも動きが不自然ということで、全部を連結して一番後ろに1個だけモータを入れるという構造に変更。
頭にいたっては強度不足で大破してしまい、イチから作り直しでした。
作ってみてわかることがたくさんありました...

唯一あまり形になっていなかった手足は、途中から参加してくれた関西のAFOLの猛者たちがよってたかって仕上げてくれました。


そして、仕上げ・微修正を経て完成したのがこちらです!

先日の阪大いちょう祭に来てくださった方には申し訳ありませんが、実は展示した後にも修正をしており、最終的な完成形はまだ一般公開されていません。
今年の7,8月に豊中キャンパス近くの阪大の博物館(入場無料)に展示される予定とのことです。ぜひご覧ください!
ホームページこちら→大阪大学総合学術博物館

また、それ以外の期間もどこかで展示したいと考えているようです。
阪大レゴ部公式ホームページ阪大レゴ部のFacebookページなどでお知らせがあるはずです。

2014年5月7日水曜日

阪大レゴ部で行われた 巨大レゴロボット「マチカネワニ」の製作に参加しました~作品解説~

先日、阪大レゴ部のプロジェクト「レゴブロックでマチカネワニの巨大ロボットを作ろう!」に参加してきたので、3回に分けてその様子をUPします。

今回は完成した作品についての解説

これが完成したマチカネワニ↓
デカイです。3メートルちょっとあります。
実物の体長が7メートルなので、だいたい2分の1の縮尺。


顔のアップ。


大きさの比較に。大人の男性の足です。
(ほんとはうっかり写りこんじゃっただけ)


後ろから


よく見ると、頭・首の付根・胴体・尻尾...と輪切りになっています。

これは製作・持ち運びの便利さを考えてのことと、
胴体の中にタイヤとモータを入れて、動かせるようにするためです。


頭フリフリ、胴体クネクネ、尻尾フリフリすることができます。

仕掛け的なことを言うと、
胴体は5個に分かれていて、別々に左右に動きます(赤い矢印)
尻尾は6個に分かれているのですが、全部にモーターが入っているわけではなく、一番後ろに1つモーターが入っています。残りの部分を引っ張ることで、尻尾のフリを再現しています。(黄色の矢印)
は口先の下にタイヤがあり、首の付根を中心に頭を振ります。(水色の矢印)
また、を開けたり閉じたりすることもできます。

以上がおおまかな「レゴブロック作品としての」マチカネワニの説明です。

実際のマチカネワニがどうちゃらとか阪大との関係は、という話はこちらをお読みください。
パンがないならレゴでつくればいいぢゃない! |レゴブロック・全長3m・「マチカネワニロボット」完成!!

後日、製作過程や技術的なことについて書くつもりです。

2014年3月21日金曜日

LEGO Star Wars A-Wing Starfighter 75003 レビュー

卒業祝いでレゴスターウォーズのA-Wingをプレゼントしてもらい、とても嬉しかったので
ガラにもなくレビューなどしてみたいと思います。

さて、A-Wing と言えばエピソード6「ジェダイの帰還」でスーパースターデストロイヤーの艦橋に突っ込み、 デススターへの墜落を引き起こした英雄です。

まず、ミニフィグ。

パイロット(アーヴェル・クライニッド)、ハン・ソロ、アクバー提督の3人が付属。
アクバー提督がついているのはストーリー的にまあ納得です。
が、ハン・ソロがこのセットに入っているのはほとんど抱き合わせ!
(これに納得がいかなかったのもこのセットを今まで買わなかった理由の一つ)
それぞれ手持ちのツールが付いていますが、アクバー提督はコーヒーカップ。そういう扱いなのね...

パイロットの顔は両面プリントになっていて、こちらの顔もできます。

スターウォーズシリーズではあんまりこういう顔はない気がするのですが、
スーパースターデストロイヤーに突っ込むときを再現するための顔かな?と

次にスターファイター。

自分の記憶が正しければレゴスターウォーズとしては3代目のA-Wing.
以前のものよりシュッとスマートに、かっこよくなりました。

映画で見るものよりさらにとんがっていて、系譜をひくジェダイ・スターファイターを彷彿とさせるシルエットです。

横から。

本当は着陸脚が3本あるはずなのですが、
そこは省略されて、垂直尾翼の下で支えるようになっています。
X-15みたいでこのデフォルメはあり!
(と思って調べなおしたら、X-15は垂直尾翼の下側を切り離してスキッドを露出させるのですね)

着陸脚はこのように下側のカーブに沿って収納できます。


コックピット。

パイロットは少し後傾で座ります。
僕が子供の頃はセットの乗り物は全てフィグが背筋を伸ばして座るようになっていて、自作モデルでどうしようもなくフィグを傾けて座らせたときはなんとなく負けた気がしていたものですが..

そして、注目はコックピットのコントロールパネル。

スーパースターデストロイヤーの艦橋が映っています。芸が細かい!

エンジン部分を取り外せるようになっていて、このようにエンジン整備の遊びをすることができます。


アーヴェル「メカは苦手なんだよ..」

2014年1月24日金曜日

Winter wonderland brick festivalに行ってきました

レゴ仲間のEdwin Knightさんが主催した、 Winter wonderland brick festival(1/11, 12)に行ってきました。 
チャリティーのレゴブロック作品展示会です。
同じくレゴ仲間のアンドレさんも作品協力しています。

入るとまずはたくさんのミニフィグがお出迎え


古~いプレミア付きのようなものから


僕が子供の頃遊んでいたものや



写真には撮っていませんが、最近のものまで。


中央のテーブルには駅前の町並みが再現されていました。




どこかで見た、あんな乗り物や


あんな建物、


こんな建物、


これも、


これも。(アンドレさん作)


年度末の風物詩、道路工事も。
(右上にちらっと写っている某ドラッグストアはアンドレさん作。ちゃんと撮れてなくてすみません...)


右の白いお店は、エドウィンさんの知り合いの方のお店だとか。


これも見覚えのある銀行。


左から、たこ焼き屋さん・カラオケボックス・酒屋さん・銀行と並んでいます。
こういう一緒くたな感じが駅前の雰囲気をうまく出しています。
カラオケビルの縦長の看板とか、たこ焼き屋さんの赤い提灯とか、細かいところがツボをついてます。


お店は全て裏側がオープンになっているので、内装までじっくり見ることができました。



そして、Winter wonderlandということで冬にちなんだ作品たち。
南極のペンギン


北極のイヌイットやシロクマ


サンタクロースのおもちゃ工場


中の様子。サンタのおじさんが手紙を読んでいたり、妖精がプレゼントを包装していたり。


トナカイの小屋の前を通って荷物を積み込んで、


いざ、出発~



スキー場です。


ロッジの前のスキー立てとか、


降雪機とか、ディテールがいい感じです。


リフトは、手回しで動くようになっていました。



初詣ということで神社もありました。


他にも、こんなかわいらしい家とか、


スケートリンクとか。


東北楽天ゴールデンイーグルス優勝ということで、こんなのもありました。



最後に、こちらが入場券。しおりとしても使えるようになっています。



今年の夏くらいをメドにまた開催したいとのことでした。