今回は私が知っている範囲で、製作過程について紹介します。
構想
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下調べ
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少人数での試作
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部品発注
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原寸大図面作成・基本となる構造やデザインを決定・部品が揃う
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大人数で集中製作
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試行錯誤
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仕上げ・微修正
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完成!
だいたいこのような流れで製作が進みました。
では順を追って見て行きましょう。
構想
全てはここから始まりました。
構想というよりもはや妄想。
下調べ
マチカネワニの全身骨格が展示してある阪大の博物館に見学に行ったり、ネットで調べたり、レゴクリエイターシリーズにワニがなかったか調べたり(おい)しました。
少人数での試作
まずは少量のパーツを注文し、手など気軽に作れるところを試しに作ってみました。
正直、まだこの段階では「どうなることやら」と思っていましたね。
部品発注
世界中からかき集めました。ここでもいろいろ苦労がありましたが、面白くもない話なので省略。
原寸大図面作成
実際に製作するサイズで図面をおこしました。
といっても、フリーハンドで平面図と部分部分の断面図を描いただけ。
しかし、これがあることで「このサイズのものを作るんだな」という実感が湧きましたし、
分担して作業をする際にも役に立ちました。
基本となる構造やデザインを決定
胴体の各部分やのコア(核)になる部分をどう作るかを決め、見本を作りました。
ビームやリフトアームで縦横に組んで、中にモータとタイヤを仕込んでいます。
どのように頑丈に、軽く(パーツを節約して)、動く大きなワニを作るか?を考えた結果、こうなりました。
凸 凸 凸
さて、ここまでは比較的少人数で進めていましたが、これ以降、多くの人の参加を得て一気に完成まで突き進みます。
凸 凸 凸
大人数で集中製作
大学の一室を借りて阪大レゴ部メンバーが集まり、
メカや造形など、それぞれの得意分野に応じて分担して製作。
試行錯誤
さて、上の写真で結構ワニっぽくなっているので、そのまま完成したと思われるかもしれませんが、その後ほとんどの部分を作りなおしました。
胴体部分は、外見はあまり変わっていませんが、大きなプレートで作りなおして強度を確保し、胴体が動いた時に1つ1つの輪切りが離ればなれにならないよう、連結する仕組みを作りました。
尻尾は、最初1個1個にモータを入れていたのですが、どうも動きが不自然ということで、全部を連結して一番後ろに1個だけモータを入れるという構造に変更。
頭にいたっては強度不足で大破してしまい、イチから作り直しでした。
作ってみてわかることがたくさんありました...
唯一あまり形になっていなかった手足は、途中から参加してくれた関西のAFOLの猛者たちがよってたかって仕上げてくれました。
そして、仕上げ・微修正を経て完成したのがこちらです!
先日の阪大いちょう祭に来てくださった方には申し訳ありませんが、実は展示した後にも修正をしており、最終的な完成形はまだ一般公開されていません。
今年の7,8月に豊中キャンパス近くの阪大の博物館(入場無料)に展示される予定とのことです。ぜひご覧ください!
ホームページこちら→大阪大学総合学術博物館
また、それ以外の期間もどこかで展示したいと考えているようです。
阪大レゴ部公式ホームページや阪大レゴ部のFacebookページなどでお知らせがあるはずです。
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